キムチ食品と輸出や特許の状況

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キムチの食品大手が欧米、オーストラリアなどに販売輸出。大規模タウンの造成、特許の状況。


2000 6/13 up date
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キムチこぼれ話
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れからはキムチも「特許」の時代!?

唐辛子に代わってピーマン入りキムチ、超音波殺菌キムチなどなど……。これらはいずれも韓国の特許庁に出願されたキムチ関連技術。というのも、最近、韓国が本場といわれるキムチが世界的に脚光を浴びだしてきたことから、長期間の保存に耐え、キムチ独自の味を引き出す技術などが工夫されている。これにより95年にはわずか62件だった特許出願件数も昨年は149件と急上昇。

なかでも第一製糖が出願中のキムチの発酵を抑える技術が注目されている。
有機酸の一種、ラクト酸などをキムチに添加し、発酵を一時的に止めることで賞味期間を半年に引き延ばせる優れモノだとか。そのほか韓国食品開発研究院のキムチの酸敗の元となる微生物を殺菌する方法なども編み出されている。この技術だと発酵したキムチを冷蔵ではなく室温でも1カ月以上保存できるという。

またアイデア商品としては、(株)斗山が開発した唐辛子に代わってピーマンの粉で漬けたキムチ。外国人をターゲットにしたもので、キムチ特有の臭いを消し、賞味期間も5カ月と長持ちするのが特徴。技術名は「低発酵熟成法」。本場韓国キムチにも変化が訪れようとしているのだろうか。<eKoreaNews>


米市場は甘い?辛い?−韓国の食品大手、相次ぎ輸出本腰

斗山や第一精糖、大象など韓国の大手食品メーカーがキムチの欧米向け輸出に相次いで乗り出す。これまでキムチの輸出は中小企業中心で、輸出先も日本がほとんどだったが、「ダイエット食品」をうたい文句に、世界に市場を拡大しようと意気込んでいる。

キムチ業界によると、現在、キムチを輸出しているのは約60社。輸出額は年間78百万j(約90億円)に達しているが、そのうちの約98%が日本向けでほとんどが中小企業の製品だった。
これに対し、ロツテを通じ日本でキムチを販売している斗山は今年の下半期から欧米で販売を始める。約10億ウォン(約1億円)の設備投資をして生産力を拡大する。

昨年からキムチの販売に乗り出した第一精糖は5カ月以上の保存が可能な新技術を開発し、3月に米国で販売を始める。日本の大型スーパー向けにキムチを輸出している大象も保存法の開発に取り組んでいる。業界関係者は「大手の進出でキムチの国際的な認知度が高まるのではないか」とみている。【ソウル3/1日 =原光俊】<朝日新聞>

羅北道キムチ、日本で人気

羅北道地域で作られたキムチが、日本で大きな人気を集めている。
22日、全羅北道とキムチ輸出業者によると、去る70年代から日本に輸出され始めたキムチ輸出額は、去る97年には1万9千ドルに過ぎなかったが、98年には10万6千ドル、99年185万1千ドル、去年は254万9千ドルと毎年大幅に増えている。関連業界は、今年の輸出額が300万ドルを越えると予想している。

全羅北道地域のこのようなキムチ輸出は、去年の韓国総輸出額(790万ドル)の30%程度を占めているため、このキムチが日本市場で堅固な位置を占めたと思われる。
このように全羅北道キムチが日本の食卓で人気を集めているのは、高冷地の白菜など新鮮な農産物と各種薬味の質が優れていてキムチの味が良いのに加え、日本人の口に合うようにキムチ特有の匂いと辛味を最大限に減らしたからである。

とくに去年150万ドル分を日本に輸出、全羅北道地域のキムチ輸出の60%を占めた群山にある(株)高麗人参は、人参成分をキムチに含めキムチを健康長寿食品として広めた。<連合ニュース>


州に大規模キムチタウン造成を推進

世界的な食品、キムチの観光資源化と品質向上のための大規模キムチタウンが光州に造成される。
光州南区役所は1日、「南区デチョン洞にあるデチョン洞事務所近隣の林33万uに、来たる2003年末竣工を目標にキムチタウンを建立する予定」であると明らかにした。

キムチタウンには、キムチと関連した研究所と加工工場、博物館、展示売場など基本施設を始め、訪問客が直接キムチを作る事ができる体験空間、休息空間、駐車場など付帯施設が作られる計画である。
特にキムチ研究所とキムチ加工工場では、製造から流通までキムチの全般的な技術を研究・開発し大量生産を通じて国際競争力を強化する方針である。
南区役所は、500億ウォンが必要なこの事業が、国策事業で推進されるよう農林部など関連中央部署に積極的な協調を求める事にした。<連合ニュース>

企業、キムチ輸出拡大にすばやい動き見せる

食品の中で数少ない戦略輸出商品であるキムチ輸出を拡大するための大企業の動きがはやくなり始めた。
18日、関連業界によると(株)斗山、第一製糖、デサンなど大企業は、今年に入ってキムチ輸出を増やすため新製品を開発したり市場をアメリカと日本などで多角化するなど活発な動きを見せている。
関連業者の中で最もはやい動きを見せている業者は、'ジョンガチプキムチ'の生産企業である(株)斗山で、最近アメリカとヨーロッパなど欧米地域の消費者達をターゲットに'匂いのないキムチ'を開発した。

この新製品の最も大きな特徴は、ニンニク、ショウガ、ネギ、唐辛子の粉など、既存キムチの主材料を使いながらも欧米人達が嫌うキムチの匂いを無くしたもの。
遅まきながらキムチ市場に駆け込んだ第一製糖は、去年下半期に京畿道利川にある精肉加工工場敷地に超現代式の施設を備えたキムチ生産工場を建て、来月から'クランチ・オリエンタル'(Crunch Oriental)という名称でアメリカ市場に進出する。

ジャスコなど日本の現地業者との契約のためコンビニエンスストアのミニストップにキムチを少量輸出して来たデサンも、今年からはその間の輸出課程であった品質、包装および物流部門での問題点を改善しオーストラリア、アメリカなどへ輸出を増やす計画である。<連合ニュース>

わないキムチはキムチじゃない!?

ニンニク臭さと酸味テーストがほどよくマッチしてこそ本場韓国のキムチというもの。ところが最近、外国人向けのにおわないキムチが国内で初めて開発された。それも、韓国キムチの味を守るべき立場にあるはずの国内メーカーが開発元というからいただけない。

「宗家キムチ」を生産する(株)斗山食品BGがこのほど開発、特許出願した「臭わないキムチ」。海外市場がターゲットとはいえ、"邪道"ではなかろうか!?

同社によると、新製品は、ニンニクやショウガなど主材料は従来のまま、新しい発酵工法でキムチ独特の臭いを取り除いた。また従来製品は冷蔵保存で約1カ月しか持たなかったが、新製品は保存剤を一切使用せずに約5カ月間、保存できるという"すぐれもの"だとか。宗家キムチ研究所は、「農水産物流通公社の調べ(99年)で、外国人がキムチを嫌がる最大の理由が、発酵の際に生じる臭いだったことに着目した」と開発の経緯を説明している。

またこの3カ月間でキムチを食べない駐韓外国大使館の職員に試食してもらったところ、「臭わないのに、サッパリしている」と好評を得たという。
これを受けて、キムチの輸出先として莫大な潜在力を持つ米国と欧州市場を狙い、来月から新製品の生産を本格化する予定。今年のキムチ輸出目標も昨年より4割増の1200万ドルにアップさせた。<eKoreaNews>

2001/2



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